
海外の大手メディアのThe VergeはEpic GamesがGoogleに勝訴し、競合するサードパーティのアプリストアに対してGoogle Playの全アプリカタログへのアクセスを許可し、サードパーティストアの配信を行わなければならないという判決が下されたと報じました。GoogleのAndroidアプリストアは違法な独占であり、今後その仕組みを変更する必要があります。
2024年10月、ジェームズ・ドナート判事はEpic GamesとGoogleの訴訟において最終的な判決を下し、Googleが3年間にわたりGoogle Playストアを競合に開放するよう命じました。Googleは、Google Play内でサードパーティのアプリストアを配信し、これらがGoogle Playの全アプリカタログにアクセスできるようにする義務があります。ただし、開発者が個別にオプトアウトする場合は例外とされます。
※今回の判決は米国のみに適応されるため、現時点では日本のGoogle Play ストアでEpic Games Storeやその他サードパーティ製アプリがリリースされることはありません。
2024年11月1日から2027年11月1日までの間、Googleが遵守しなければならない内容
Googleは以下のルールに従わなければなりません:
- Google Playストアで配信されるアプリに対して、Google Play決済システム(Google Play Billing)を強制しない。
- Android開発者が、Google Playストア内で他の決済方法についてユーザーに案内できるようにする。
- Android開発者が、Google Playストア外でアプリをダウンロードさせるリンクを提供できるようにする。
- 開発者がGoogle Play Billingを使わず、自身で価格設定を行えるようにする。
一方で、Googleは以下のことを行うことができません:
- アプリの収益を他の企業や団体と分配すること
- 開発者に対して、Google Playストアでの独占的なリリースを促す報酬を提供すること
- デバイスメーカーや通信事業者に報酬を提供し、Google Playストアを予めインストールさせること
- 競合のストアを予めインストールしないようにする報酬を提供すること
この裁判では、EpicがGoogleの独占的な取引により競合他社が出現することが困難になっていると主張し、Googleの行動が競争を阻害しているという結論に至りました。Googleは引き続き安全性を保つための合理的な対策を講じることができ、必要に応じてサードパーティのストアを監視することも許可されますが、その監視に対して料金を請求することも可能です。
裁判所は、Googleに対して2024年11月1日までに新たなシステムを構築し、EpicとGoogle双方によって選ばれた3人の技術委員会が紛争を監視する体制を整えるよう命じています。競合するアプリストアにリストされることを希望しない開発者には、オプトアウトの選択肢も提供されます。
この判決によりGoogleは、Epic Gamesとの訴訟に関連して米国裁判所からAndroidとGoogle Playに対する変更を命じられたことに対し、異議を表明。これらの変更はEpicの要求によるもので、Googleはそれらが消費者のプライバシーやセキュリティを危険にさらし、開発者がアプリをプロモートすることを難しくし、競争を減少させると警告しています。Googleはこれらの変更が米国の消費者、開発者、デバイスメーカーに悪影響を与えると主張し、判決に控訴するとしています。





















